ほぼ旅かなり旅ぜんぶ旅手帳

気になることだけを気にしてたところまで取り上げました

大阪

ミナミを横切る道頓堀川は

江戸時代

安井道頓が完成させた堀です。

 

当時

このあたりには

浪花座、朝日座といった

芝居小屋が並び

必然的に

食べ物屋が繁盛していったのが

今の繁華街の原型です。

https://stat.ameba.jp/user_images/20110112/20/maichihciam549/bf/a4/j/t02200293_0240032010979216907.jpg

ド派手な看板がひしめく辺りは

まさに“食いだおれ大阪”の象徴。

 

賑やかな街の一角に「法善寺横丁」

https://stat.ameba.jp/user_images/20110112/20/maichihciam549/a3/e0/j/t02200293_0240032010979216863.jpg

細い石畳の路地には飲食店が軒を連ね

とりわけ

この横丁を有名にした織田作之助の小説

「夫婦善哉」の店や

彼の句碑が立つ

小料理屋「正弁丹吾亭」などは

大阪情緒溢れるところです。

https://stat.ameba.jp/user_images/20110112/20/maichihciam549/99/79/j/t02200293_0240032010979216891.jpg

わずかに残っている法善寺の境内に

https://stat.ameba.jp/user_images/20110112/20/maichihciam549/8f/a3/j/t02200293_0240032010979216868.jpg

立っているのは「水かけ不動」

 

絶えず柄杓で水をかけられているため

https://stat.ameba.jp/user_images/20110112/20/maichihciam549/61/75/j/t02200293_0240032010979216873.jpg


このような苔むした姿に…

 

水商売の人たちの信仰が厚いところです。

今では信じがたいことですが

この寺の南に位置する

「千日前」

と呼ばれる一帯は

かつて

火葬場があったところです。

 

法善寺は

千日念仏が行われたため

千日寺ともいわれますが

その前に栄えた街ということで

「千日前」になったのだとか。

https://stat.ameba.jp/user_images/20100628/20/maichihciam549/c8/50/j/t02200293_0240032010613822534.jpg

というわけで

 

繁華街のイメージの強い

ミナミですが

そこにたどり着くまでには

やはり

歴史があるんだなぁ、と

思いを馳せつつ

街をあとにしてきたのでした。