熊野本宮大社の象徴といえば
3本脚の八咫烏やたがらす。
カムヤマトイワレビコノミコト…のちの神武天皇が
那智の浜にたどり着き
気を失っていたところ
高倉下たかくらじの剣のおかげで難を超え
天空からは八咫烏が現れました。
八咫烏の「咫あた」とは長さを表すもので
親指と中指を広げた長さ…約18cmという単位。
その8倍で八咫…約144cmの体長の烏からす
ということになります。
神武天皇の一行が
まだ続く熊野の山中で
荒ぶる神に害されないように
大和の国・橿原まで先導したのでした。
無事に橿原で国を統一し
建国することができた神武天皇の故事により
八咫烏は「勝利を導く神の使い」とされ
今も信仰されています。
勝利を導くことから
サッカーの日本代表のシンボルマークとしても
知られています。