三方を山に囲まれ
わずかな盆地に開けた越前大野市には
坂道が無ありません。
町の地下が水瓶のようになっていて
いたるところから湧水が溢れています。
ボトルに入れて帰る人や
その場で味わう人の姿も。
暑い日でしたが
湧き水は程よく冷たくて軽い感じ。
戦国時代からの城下町である大野市は
格子状に区画整理された町並みや
寺院の集中する寺町などに
往時のたたずまいを残し
「北陸の小京都」といわれるほど。
金森長近が築城したお城は焼失してしまい
現在は昭和43年に完成した摸擬天守「越前大野城」が
町を見下ろしています。
北陸の朝市といえば能登半島の輪島が有名ですが
大野の朝市も冬季を除いて毎朝開催され
なかなかの賑わいを見せています。
11時くらいまで地の物が並べられるそうですが
到着したのは11時過ぎ…
七軒通りの朝市は終わっていましたが
同じ通りは七軒通り商店街となっており
越前そばや地酒、銘菓のお店などが並びます。
中でも人気の「いもきんつば」のお店。
店頭で焼いています。
できたて130円なり♡
きんつばって不味いものだと思ってたけど
砂糖をコーティングしてあるわけではないので
いやな甘さはありません。
おいし~ぃ♫
さつまいもにはバターが入って
ちょっと洋風なきんつばでした。
金森長近が
町の防御のために寺院ばかりを集めた寺町で。
小さな町に50ほどのお寺があるそうです。
かつて
藩主の隠居所であったというところは
無料休憩所が造られています。
広い空間で
のんびり過ごせそう。
↑出石いずしの辰鼓楼に似てる?^^
お庭には湧水が配され
売店もありました。
越前大野城は「続日本100名城」の1つで
亀山山頂にそびえる天守は「天空の城」として
竹田城跡や備中松山城などとともに
人気が高まっているのです。
地元では「亀山城」とも呼ぶそうですが
亀山ローソクなどがある三重県の方が知名度が高く
観光客には「越前大野城」と説明しているそうです。
なんとも控えめな…
少し歩いただけで
湧水だらけ。
町全体が潤ってる!!
福井県内には永平寺や東尋坊など
定番の観光名所もありますが
大野市の城下も見応えがありました。