「世界のタイル博物館」!
名前の通りタイルに特化した展示です。
登録有形文化財の煙突は1921年製。
右へ進むと
「世界のタイル博物館」があります。
約1000点の装飾タイルを美しく展示。
「めちゃ綺麗」というのが感想^^
「INAXライブミュージアム」の一角にあるもので
INAXの歴史や製品などを紹介すべく
全部で5つの建物から成り
2006年にオープンしています。
煙突が目印の「窯のある広場・資料館」と
「世界のタイル博物館」
やきもの制作の「陶楽工房」
「土・どろんこ館」では土の温かさを体感つまり泥遊び
「ものづくり工房」でINAXの伝統や技術を紹介
というところ。
1924年
常滑市で創業された伊奈製陶は
タイルや陶管、テラコッタの製造を手掛け
現在
トイレや洗面器などの衛生陶器は
TOTOとINAXで国内生産の90%を占めています。
とりわけ
タイルでは世界最大のメーカーなのです。
「窯のある広場・資料館」の2階では
じゃじゃん!
和柄な便器です。
こんな柄の食器あるある??
明治期以降の「染付便器」というそうです。
硝子の向こうには
蓋付きのこんなのとか↑
お揃い柄の?
スリッパも陶器?と思ったら
なんと立ち位置を決めるために置いてあるそうです。
W.Cって…
ウォーター・クローゼットなんだ!
資料室は
かつての窯を改装してあり
趣があります。
1階から入れる窯は
リラクゼーションルームと化してました。
世界のタイルも良かったけど
こっちも面白かったなー♫
入場料600円は
不満も無く妥当。
喫茶で
コーヒー頼んだら
オレンジピールとラスクがついてきました♡
おしゃれ( *´艸`)
「INAXライブミュージアム」は
やきもの散歩道上にあり
両壁に土管などが埋め込まれた土管坂
黒い板壁の工場や陶器会館などもコース内。
常滑市の地場産業である
「常滑焼」は
12世紀ごろから
すでにはじまっていて
釉薬をつかわない
壺などが焼かれていたそうです。
迷路のような路地の
そこかしこに
高く積まれた土管や甕(かめ)が
眼下に見える伊勢湾と対照に
焼物の町を印象づけます。
「やきもの散歩道」は
「陶磁器会館」を起点に
Aコースは1.5キロで所要時間は1時間。
Bコースは4キロで2時間半。
コースにとらわれずに…
窯場や工房、黒板壁の作業場など
道しるべをたどりながら
知らない町を歩くのは
ちょっとわくわくします。
「展示工房館」は
休憩所を兼ねた無料の施設で
昭和の中頃まで使われていた窯や
常滑焼が紹介されています。
ここで初めて
路地に埋められていた壺は
焼酎が入っていたものだと
知ることができたのでした。
ロケにも使われたので
ファンなら映画の1場面と
重ね合わせるのも楽しいのでは?
こちらもまた
マニアが喜びそうな看板です。
レトロな雰囲気の喫茶店でした。
国指定重要有形文化財の登り窯
明治時代のものです。
かつては60基ほどあった窯も
今ではここだけ。
外観は
高さの異なる煙突が並びます。
ところで
常滑市は
日本一の「招き猫」の産地です
街を歩けば
さまざまな「招き猫」に出会えます。
全国の8割が
常滑で生産されているので
おうちにあるのは
もしかするかもしれませんよ??
焼き物の町でもあるのですが
廻船問屋も多かったそうで
常滑船は
尾張、三河、伊勢、江戸…
などの地を結んでいたそうです。
そんな歴史に触れられるのが
「廻船問屋 瀧田家」
復元・整備して公開していて
「やきもの散歩道」内にあります。
黒板塀と
今は使われていない煙突…
散策で出逢う風景は
とてもノスタルジックなのでした。
お天気の良い日に
ゆっくり歩いてみたいですね。