三重県鳥羽市の 相差(おうさつ)漁港です。
海女の活躍する町ですが
ここ数年
テレビなどで紹介されてからは
小さな集落が大変なことに!!!!
お正月の2日で
漁港は静かでしたが
海女さんを見に来たわけでは
ありません。
港は静かですが
この町1番の賑わいを見せるのは
知る人ぞ知る
「石上さん」です。
「神明神社」内にある
小さなお社の神様です。
先に
御本殿を参拝して…
天照大神ほか25柱の神々が祭られています。
神木の楠には触れることができ
長寿にあやかれるのだとか。
そして
参道の途中にある「石上さん」へ。
神武天皇の母
玉依姫命(たまよりひめのみこと)が
お祀りされており
古くから女性の願いは
必ずひとつは叶えてくれると
海女たちから信仰され
現在では
全国から参拝者が絶えません。
ここで授与されている
手づくりのお守りがあるのですが
午前中には品切れになるほどの勢いで。
私も行列して授与していただきました。
800円也。
封筒には
お守りの形状について
たとえば 口紐の結びにしても
「願いが叶うように“叶い結び”にしてある」
など
いろいろ理由が書いてあります。
もうひとつはストラップ。
特に必要というわけではなかったのですが
つい…
こちらは1000円本真珠付き。
ちなみに
どちらも星印と格子柄が
入っていますが
「ドウマン・セイマン」といって
魔よけの印です。
海は豊かな恵みを与えてくれる一方で
自然相手の厳しさや不思議なことがあるそうで
海女たちは
自分の身を守るために
それぞれ帽子や手拭いなどに
模様を縫い込むそうです。
星印は
一筆書きなので
魔が入らないという
万国共通の悪魔払い。
格子柄は
横4本線、縦5本線が決まりで
多くの目を作ることで
魔物をひるませ退散させる。
ということだそうですよ。
この町のいたるところに
「ドウマン・セイマン」が見られます。
この石は「フンドウ」といって
海女が
沖に出て海中へ潜る時
「フンドウ」を握って
一気に沈むための道具なのです。
民宿が非常に多い相差ですが
「フンドウ」のある宿へ行けば
海女に会えるかもです。
そんな海女たちを
広く知っていただこうという施設が
「相差海女文化資料館」
無料です
中に入ると
「石上さん」を訪れて
願いが叶ったという有名人の写真や…
白い磯着の海女がお出迎え。
昭和30年ごろは このようないでたちでした。
“磯ノミ”で
岩に張り付いた鮑をはがす体験ができたり
岩にへばり付いているのを
かき落とすようにして取るから牡蠣。
海女小屋「かまど」は
本来
海女が体を休めるところですが
要問い合わせで
海女の体験談や漁の話を聞けたり
食事ができるようになってます。