奈良県奈良市(?)の春日山麓と
桜井市の三輪山麓の海柘榴市(つばいち)まで
奈良盆地の東に連なる山々の裾を縫うように
史実に登場する日本最古の道・「山の辺の道(やまのべのみち)」。
ルート上には
古くから
もっとも聖なる山といわれてきた三輪山。
太古より神が鎮まる聖なる山は
またの名を三諸山(みむろやま、みもろやま)と称されます。
日本有数の大鳥居。
鳥居の後ろには笠を伏せたような三輪山。
山そのものが大神神社のご神体なのです。
したがって
“本殿”というのがなく
“拝殿”を通して「三輪山」を拝むという
原始的な信仰の形をとどめており
日本で最も古い神社の1つとされています。
神様の山「三輪山」と
“拝殿”を区切る場所に建つのは
「三ツ鳥居」
“本殿”にかわるものとして
神聖視されています。
拝観は参集殿で申し込めます。
神様の山なので
最近まで入山禁止となっていましたが
同じく三輪山にある「狭井神社(さいじんじゃ)」に
申し込めば200円の入山料、往復2時間で
三輪山登山ができます。
山頂近くに3か所
「磐座(いわくら)」という岩があり
神霊が宿ると考えられているのです。
“拝殿”
ご祭神は
大国主神(おおくにぬしのかみ)が
自らの魂を
大物主大神(おおものぬしのおおかみ)の名で
三輪山に鎮めたことが
記紀に記されている、とあります。
国造りの神様で
農、工、商業すべての産業開発、方除け、医薬、造酒など
生活全般の守護神で
「三輪の明神さん」と民間の信仰が厚く
参詣者が絶えません。
この神社については
まだまだ
書ききれてないのですが
今回さわりだけ。
大鳥居横の7代続く和菓子屋さんでは
銘菓・「みむろ」という最中
夏でも風味を保つ日持ちの良さで
最中のぱりっとした皮の中には
特産である大和大納言小豆。
こし餡の中に時々つぶ餡が混じり
異なる食感、香り高い餡のハーモニーが
お楽しみいただけます。
はっきりいって私
最中なんて食べるもんですか!!
と思ってましたけど
この「白玉屋栄寿」の「みむろ」は
なんか違う??
うまうまでした♡