ほぼ旅かなり旅ぜんぶ旅手帳

気になることだけを気にしてたところまで取り上げました

【しまなみ海道】「生口島」と「尾道」を訪ねてみた。

これは陽明門?

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宇治平等院??

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なんだか脳が混乱しそうですが

それぞれ「耕三寺こうざんじ」というお寺の山門と本堂なのです。

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瀬戸内海に浮かぶ生口島いくちじまにある

日本の代表的な仏教古建築物を模した堂宇が

盛りだくさんの昭和の大寺「耕三寺」。

 

かつて大阪で

特殊鋼管製造会社を設立し

成功をおさめた金本福松氏(1891-1970)が

母の菩提を弔うため出家して

名を「耕三」とし

この島出身の氏が

35年もの歳月をかけて建立した

浄土真宗本願寺派のお寺です。

 

日光東照宮に行きたかったという母のため

「陽明門」を原寸大で再現した「考陽門」があることから

「西日光 耕三寺」と呼ばれます。

 

他にも

山門が京都御所の紫宸殿の門であったり

中門は法隆寺の中門

五重塔は奈良の室生寺

多宝塔は近江の石山寺であるなど

建物によっては

お得意の鉄の技術を生かしたり

多少のアレンジを加えてありますが

その特異な建造物が評価され

近年になって15棟が

国の登録有形文化財の指定を受けました。

 

瀬戸内海で奈良とか日光に出逢えるなんて。

 

各地の実物を見てるだけに不思議な気分です。

 

こういった大伽藍を個人で建てた 耕三氏って…

 

しかも

建物内部には

仏教美術やら茶道、絵画に至る美術品の数々

いずれも氏のコレクションで

お寺全体が博物館になってます。 

 

手作りアイスクリームの「ドルチェ 耕三寺前支店」にて。

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生口島へ来たならぜひ。

 

全部試してみたかったけど…

生口島らしくレモン味にしてみましたよ。

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生口島といえばレモン、というのは

ここが日本で初めてレモンを栽培したところ!!で

生産量も日本一!!だから。

 

島内には

「レモン谷」と呼ばれる一面のレモンの木々や

柑橘類をテーマにした「シトラスパーク瀬戸田」などもあり 

近年

生口島のレモンは益々人気が高まってきています。

 

国産のレモンは安心ですよね。

 

 

 雨が少なく温暖なこの島では

製塩業はもとより

柑橘類の栽培が盛んで
潮レモンにワインやお茶、ケーキにクッキー、
プリン、ゼリー、ジャム、醬油、ドレッシング…
入浴剤に至るまでレモン由来のものが
たくさんお土産になっています。

 

そのほか

国宝の「向上寺」や「平山郁夫美術館」などもあり

芸予諸島では一番賑やかな島

瀬戸内海の島にしては珍しく
平坦な土地も多いです。

 

愛媛県今治市から広島県尾道市まで

9つの島を10の橋で結ぶ

「西瀬戸自動車道」の途中にある生口島ですが

西瀬戸自動車道は愛称を「しまなみ海道」といって

自動車はもちろん歩行者も通れます。

 

とくに自転車は

日本初!!海峡が横断できる全長約70kmの

サイクリングロードとして人気なのです。

  

海の恵みと爽やかな香りに包まれてのサイクリング♡

 

考えるだけで楽しそう♬

 

 

愛媛県域の「来島海峡SA」から

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「来島海峡大橋」

三連の吊り橋は世界初らしい。よく見えませんけど

 

「しまなみ海道」の広島県域「生口島」からさらに

「因島」「向島」を経て本土に上陸したところが尾道市おのみちし。

 

海岸まで山が迫り坂の多い街です。

 

尾根すそに狭い道が発達していることから

「尾道」になったのだとか?

 

北前船の寄港地であった江戸時代

有力な商人は それぞれ自分の菩提寺を建てていたそうで

尾道には名残の寺院も多いのです。

 

尾道の名所の1つ

「千光寺公園」に登ってみました。片道3分 往復440円

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瀬戸内の美しい風景に魅かれて

この地を訪れた文人墨客は数多く

詩や小説、映画の舞台として

たびたび取り上げられています。

 

桜の名所にもなっているそうで

花の頃もまた素晴らしいんでしょうね。

 

「天寧寺」の三重塔重文

よく見えました。

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山頂にある

展望台からの眺めです。

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むぅぅ黄砂のやつうぅぅ(-"-)

ここから見る夜景は「夜景100選」にも選ばれたそう。

 

そして

山頂と麓にある「千光寺」を結ぶ1kmほどは

「文学のこみち」と名付けられた散策路があり

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歩いてみると

1番の徳富蘇峰にはじまって

8番 志賀直哉

9番 林芙美子は「放浪記」の下りが刻んであります。

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さらに

17番 松尾芭蕉

25番 頼山陽でゴールの「千光寺」です。

 

このように

文学碑めぐりや古いお寺を訪ねたり

近年では

映画のロケ地をめぐる散策コースが人気のようで

時間に余裕があれば訪ねてみたいところです。

とくに

尾道市出身の映画監督・大林宣彦氏の

「転校生」

「時をかける少女」

「さびしんぼう」は尾道3部作といわれ

それぞれの場面に登場する街角や主人公の家などを

実際に訪ね歩く人々もいて

作品の人気の高さがうかがえます。

 

有名人、著名人の「足形みち」も!!!!

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映画の街らしいですね。