目的地に向かうまでの通りすがりの街・基隆きーるん
台湾有数の港町です。
眺めがよいという紅淡山ほんだんしゃんに立ち寄り
川沿いに細長く開けた土地は天然の良港として
また
日本統治時代は軍港としても利用され
現在は
台湾における重要な貿易港であり
海軍の軍艦も見られるところです。
沖縄とはフェリーが連絡しているとのこと。
さて
開墾した土地を9人で分けたのが
街の名の由来という仇分は
日本統治時代に金鉱で栄えた街。
鉱脈が尽きて寂れるも
映画・悲情城市の舞台となって脚光を浴びました。見てないし^^;
狭い路地にひしめき合う店は
土産物店や茶葉を売る茶藝館など。
食べ歩きでも、と考えたのですが
案内人の話では
「衛生的でないので店を選ばないと。大陸からのものが多い」と
アドバイスを受け
目的のお店までは雰囲気を楽しむことに。
坂を上ったり階段を下りたり。
さまざまな食べ物の匂いが充満した商店街を歩きながら
到着しました。
人気の茶芸館・阿妹茶樓♡
悲情城市のロケにも使用されたそうですが
日本では「千と千尋の神隠し」に出てくる湯屋の
モデルの1つとして知る人も多く
赤い提灯と木枠の窓
入口の大きなお面が
なんとも印象的。
夜は提灯に火が入って
また雰囲気あるようで…
街並みそのものも宮崎氏が参考にしたといわれ
この階段を撮るのがお約束。
台湾では
お茶の栽培が盛んで種類も多く
国民もしばしばお茶お楽しみます。
運良く待たずに入れたので
お茶を頂いてきました。
日本語が流ちょうな優しそうで声が綺麗で美男子な♪店員さんが
説明しながら
小さな急須にあふれるほどのお湯を注いで
さらに
全ての器へお湯をかけて温めて
茶葉とお湯を急須に淹れたら蓋をして。
蓋の上からもお湯をかけて(・・?
急須のお茶を白いポット状のものへ注ぎ
さらにそこから
小さな円筒状の湯呑みに注いだと思ったら
上から広口の湯呑みを被せ
こぼれないように上下を返して
円筒状の湯呑みを引き上げる!!!?
…という
謎の一連の動作を見せてくれました。
何を書いているのか分からなくなりますが
おいしいお茶を淹れるための
欠かせない動作なのでしょう。
「最初はお茶の香りを楽しむね。同じ茶葉で4~5杯飲めます。」
と言って
次の客人のところへ行ってしまわれた(´・ω・`)ショボーン
雨が多いという台湾なのに
初夏のような陽気と青空。
メニューを見せられても漢字だらけで分からないので
お菓子付きでという希望を伝え
(イケメン)店員さんのお勧めを選んでいただいたら
高山烏龍茶とかいう日本で売られているものとは
色も香りも違うもので
あまり発酵されておらず飲みやすかったです。
緑色の落雁がおいしくって
お土産として買って帰りました。
素敵なお店でした。