「想像の象」の彫刻で知られる
上神庫の向かいは神厩舎(しんきゅうしゃ)。
その名の通り
神馬をつなぐ厩(うまや)です。
昔から
猿は馬を守るといわれており
長押しの上には8面の猿の彫刻が。
母と子の猿から始まり
いろいろな人生経験を積んで
親になるまでを表現しているもので
人間の一生を例えているといわれます。
とくに知られているのが
2面目の「三猿」で
見ざる、言わざる、聞かざるというのは…
幼い頃は
悪いことは見ない言わない聞かない!
という素直さが大切だとか
親が子に対して
悪いものは見せない言わせない聞かせない
という子育て論だとか
処世術として
軽はずみな行動は控えた方が良い
という保身のすすめであったり
世界各地には
三猿または四猿で表現される似たような諺があり
そちらは己に対する戒めだとか?
どうやら
日本に伝わってから
諺の意味自体が
変化していったと思われますが
詳しいことは勝手に調べてください。←丸投げ
修学旅行で見たときには
そんな深い話だとは
思いもよらず(;・∀・)
今こうして学ぶことができましたww
さてと。
これがネットで話題の修復後ですか。
ほほーぅ?
ん?
なんか可愛くなっとるーーーー( ̄□ ̄;)!!
画像が張れないのが残念ですが
修復前と比べると…ちょっと…
日光東照宮へ行かれた際は
あまり近寄らず
遠くから見てください・・・(;´Д`)
さぁ!
2つ目の鳥居です。
左の手水舎で清めて、と。
なにげにこの手水舎「御水舎(おみずや)」も
歴史を感じるし(佐賀藩奉納)
鳥居も家光の大造替のときからのものだし
廻転灯籠は葵の紋が逆さまだけど
オランダからの奉納だから仕方ないって
大目に見られたそうだし。
1つ1つが由緒あるもので
さすが世界遺産!!!
だが
驚くのはまだ早い(ФωФ)フフフ…
これを見てから驚くんだな。←キャラ変?
「陽明門」!!!!
2017年3月に
修復完了…のはずですが…?
一層目の覆いが気になります。
上層部は見れますね。
「東照大権現」の額が確認できます。
この彫刻が
人の手によってつくられたものとは
素晴らしいの一言に尽きます。
伝説上の龍や麒麟、唐獅子に
囲碁を打つ者たちや
楽しそうに遊ぶ子供たち。
逸話や故事に因んでの彫刻が
ざっと508。
「陽明門」の別名が
「日暮(ひぐらし)門」と呼ばれるのも
納得の細かさ。
江戸時代の職人たちが
全ての技術を注ぎ込んだ結晶といえるでしょう。
ただ
1日眺めて過ごしたかったのですが
通路も狭く
あとからあとから参拝客が湧いてくるので ←己や
ささっと写真を撮るのが精一杯でした。
唐獅子
あのビールのラベルの麒麟
屋根下の2体の重なりは
上が龍
下が息
白いのは龍に似てるけど
蹄のある龍馬
などなど
スマホカメラですみません、という拡大図でした^^;
下層のこちらは
徳川幕府の黒幕・天海は明智光秀なのでは?
という
伝説の理由の1つとされる随身像。
膝のあたりの紋が
明智家の家紋・桔梗のようだと言われます。
本能寺で織田信長を自害に追いやり
数日後に殺されてしまったとされる明智光秀は
死んではおらず
天海という名の僧として
徳川家康の側近となり
家康死後も徳川幕府で暗躍していた…
などといったお話もある人です。
そして
門をくぐり振り返って右から2本目の柱は
残念ながら覆いで確認できませんでしたが
紋が逆になっているそう。
建物は完成したときから崩壊が始まる、とされ
わざと不完全にしてあるもので
「魔除けの逆柱」と言うのだそう。
陽明門の左右からは回廊が延び
本殿を囲んでいますが
壁面を飾るのは一枚板からの彫刻で
同じ図柄は1つも無いとか。
まさに
「日光を見ずして結構と言うなかれ」ですね。
次回につづく