ほぼ旅かなり旅ぜんぶ旅手帳

気になることだけを気にしてたところまで取り上げました

埋蔵金が眠る!?【日光東照宮】奥社の真実は…

本殿で参拝を済ませ
最後は徳川家康のお墓である奥社へ。

家康は来世で権現となり
天海と藤堂高虎がその左右に
徳川家の守護となるべく共に祀られています。

また外様大名ではただ一人
家康の今際に立ち会うことができた高虎は
宗派の違いで来世では会うことが難しいと残念がる家康に対し
別室に控えていた天海のもとへ駆け寄り
日蓮宗から天台宗へ改宗し家康を安心させたといいます。

「坂下門」へ向かえば
門の蛙股には有名な「眠り猫」!!

こんな小さな彫刻が
どうして有名なんだろうって思ったっけ。

今なら
左甚五郎なる名工の作→凄い!!

日光らしい彫刻を、との依頼に
日の光を浴びて眠る猫を彫る→洒落やったんか!

その猫は眠っているように見えて
斜めから見ると
獲物を狙っている姿→深いーーー!!
…となるのです。

あの日も
沢山の人だったけど
やっぱり変わっていませんでした^^;

なんとか撮影してみたけど…

小心者の私
通りすがりの一瞬に撮っただけです^^;

修復直後は薄く目を開けているようにして
語り継がれていた
「左斜めから見ると獲物を狙っている姿」にしたものの
私見を入れてはならない、とすぐ塗り直されたようです。

つ・ま・り
閉じられてしまったということですね?残念!!

「眠り猫」の裏には雀の彫刻。

これまた小さい。

猫が眠っているから安心して戯れる雀は
戦いの世が終わり天下泰平を表しているんだとか?

「坂下門」から
奥社へ向かう石段は270段。

その一段一段は
横にある柵と同じく一枚の岩から
造られているとの表記。

階段がしんどく感じられる頃に現れる絶妙な遺訓。

江戸時代
奥社への参道が開かれたのは
将軍の参拝時だけだったといいます。

現代に生まれたことに感謝しつつ
拝殿に到着。

銅板製で黒漆を塗り上げています。

反時計回りに進むと
重圧な造りの「鋳抜門(いぬきもん)」

扉以外は1つの鋳型からつくったことが名の由来。

日光東照宮の中で最も神聖な場所には
鶴亀像と宝塔(御墓所)。

ところで
鶴と亀が滑った、でお馴染みのわらべ歌
「かごめかごめ」は
徳川の埋蔵金のありかを歌ったものだとする
根強い説もありますね。

地質調査によると
奥社の地下一帯は土や石以外の「何か」が埋まっている
…という結果も出ているそうで。

江戸幕府が明治新政府に江戸城を明け渡した際
城内に財宝らしいものがまったく無かったことが
埋蔵金伝説の発端となっているようです。

世界遺産だから、とか
歴史が変わるものが出るかもしれないから、
などの理由でそのままになっているらしいのですが。

あえてそこで踏みとどまり
分からないままにして想像を膨らませておく。

なんともロマンのある話ではないですか!

世の中には知ってはいけないこともあるのでしょうね。

さて鶴亀像の西側
「叶杉(かのうすぎ)」も
奥社の名所となっています。

樹齢は600年程で
願いを叶えてくれるという東照宮の御神木。

最後は「眠り猫」のおみくじを…

結果は小吉^^

お土産に石田屋の「日光甚五郎煎餅」

程よい塩気とバターオイルで焼いた
洋風なお煎餅でした。

湯葉とか漬物もいいけど
現地での食事だけにとどめておきました。

買って帰って食べると
そんなに美味しくなくなってる謎^^;

「日光カステラ」のお店も賑わってました。

金箔を散らした豪華な見た目で
しっかりそれぞれの味が楽しめます。


こちらのお宿にお世話になりました。
www.park-hotels.com