「猿田彦神社」です。
※写真以外は猿田彦神社のリーフレットの文章です。なんと潔い
ものごとの最初に現れ
万事良い方へ”おみちびき”になる猿田彦大神。
建築、方位除け、災難除け、開運、事業発展、五穀豊穣
大漁満足、家内安全、交通安全、海上安全など
古来より多くの御神徳で知られます。
天照大御神の御孫である瓊瓊杵尊ににぎのみことが
降臨される際に高千穂の峯に導かれ
その後
本拠の地である伊勢の五十鈴川の川上に戻られ
広く国土を開拓指導されました。
また
垂仁天皇の御代に皇女・倭姫命が
神宮を鎮め祀る場所を求めて
諸国を巡幸された折
宮司・宇治土公うじとこ家の祖先であり
猿田彦大神の末裔である太田命おおたのみことがお迎えし
五十鈴川の川上の地を献し
神宮が創建されました。
御本殿は
二重破風の妻入り造りで
「さだひこ造り」ともいいます。
(左隣の)社務所では
清砂、はじめの一歩御守、が授与されます。
・清砂は土地の四隅や出入り口に撒き災いのもとを祓い清めます。
・はじめの一歩御守は新しい物事を始める時、大切な第一歩を良い方に導きます。
猿田彦神社境内には
「佐留女さるめ神社」が本殿と向き合います。
御祭神は
天宇受売命あめのうずめのみことで
俳優わざおぎ、神楽、芸能、鎮魂の祖神として仰がれ
女性の守り神、また縁結びの神様として信仰を集めてきました。
天照大御神が天岩窟に籠られた際に、
八百万の神々の前で神楽をされ
大御神が再び現れて平和な世となりました。
また
天孫降臨に際し
御一行を迎えられた猿田彦大神と最初に対面し
高千穂の峯に至る道を開かれ、
その後
猿田彦大神とご一緒にこの地に来られました。
境内の拝殿正面の中央に
方角を刻んだ八角の石柱があります。
これは御神殿跡を示す方位石で
昭和11年にお社が遷されるまで
大神様がお祀りされていた神聖な場所です。
方位を司り、みちひらきされる大神様の
御神徳をお受けください。
なお
本殿の堅魚木、欄干、
大鳥居や手水舎の柱、釣り灯籠など
境内には八角形のものが多くあります。八角形だけじゃないよね
「御田祭みたさい 通称おみた」県無形重要文化財
毎年5月5日には豊作大漁を祈る「御田祭」が行われる。
桃山時代風の民族衣装をつけた植方が
囃方の田楽に合わせて早苗を植え
その後はその年の豊作大漁を占う。
団扇うちわ角力すもう神事や豊年踊で賑わう。
団扇角力とは田植えのあと
恵比寿と大黒が描かれた2つの大団扇で
豊作か大漁か占うもので
植方2人がそれぞれの大団扇を上下に扇いで
相撲の勝負を表現。
恵比寿が勝つと大漁、大黒が勝てば豊作の年になるとされる。
神田の稲は8月下旬に収穫され
猿田彦大神に毎朝供える神饌となる。
また11月23日に同神社で行われる新嘗祭に奉納される。