芋、たこ、なんきん
といえば井原西鶴の頃からの
世の女性が好む食べ物のことで
この中の1つを扱っていれば
そのお店は潰れない、と
どこかで聞いたことがあります。
それが本当かは別として
前ブログで安乗神社へ参拝したのは
「きんこ芋」のお店も気になったから。
志摩の海女さんたちが
作ったり食べたりする昔ながらのおやつ
干し芋のことだそうで
「安乗埼あのりさき灯台」の近くに
お芋カフェができたらしい。
早くも
世の甘いもの好きさんを
集めているとか。
神社からは500mですが
これまた不安になるような、
でもそれしかない道を進めました^^
「安乗岬園地」を利用する人のための
「安乗岬駐車場(無料)」に車を止めます。
駐車場側から見ると
カフェとは思わないような見た感じ御手…外観ですが
中と海側は綺麗に改装されています。
芝生が広がり
目の前は安乗埼灯台と海という眺め。
ショーケースの中は
どれもおいしそう^^
メニューは…
もともと生クリームが苦手なので
写真映えするパフェは却下^^;
お持ち帰り出来そうなものも却下で
期間限定・芋ぜんざい590円に決定。
この日は
地元のかたからは
「安乗ふぐ」をお勧めされるも
そこまでの予算と欲を持ち合わせておらず
こちらと
もう1か所で甘い物を食べて
それでお腹を満たすという計画。
干し芋入りのぜんざいは
小豆の甘みと塩気の利いた芋チップスと
景色の良さも相まって
おいしく癒されますね♡
ちょうど良い感じでお腹に収まりました^^
海が近いせいか外は強風×××
安乗埼灯台は
全国に16しかない
参観灯台(のぼれる灯台)の1つです。
このあたりの海は暗礁が多く
古くから
志摩三埼(安乗埼、大王埼、鎧埼)と呼んで
海上交通の難所でした。
1672寛文12年
川村瑞賢が西回り航路を開くと
安乗は風待ち港としての重要性が高まり
幕府直轄の船番所が設置されます。
1681延宝9年には
船の道しるべとして燈明堂を建てました。
1873明治6年
洋式灯台が全国20番目に建設。
岬の先端部が
地盤の崩れにより2度後退して
現在の位置に建て替えられたのが
1948昭和23年。
鉄筋コンクリート製の四角い灯台で現役。
洋式の初代灯台は
当時現存する最古の木造灯台であったことから
横浜の灯台局を経て
東京都品川「船の科学館」で保存されています。
暖かそうに見えて
寒風吹きすさぶ^^;
よむよむ。
参観料というか維持費は300円~受け付け。
1957年「喜びも悲しみも幾年月」が公開
こちらと他で撮影された模様。
灯台守夫妻の愛の物語。
見たことない^^;
貴重な各地の参観灯台。
三重県には2基あります!
登録有形文化財ですって。
地上から13m
平均水面上から35mにある灯火。
15秒ごとに
16.5海里(約31km)先まで照らします。
やーーーーっほーーーーーー!!!!違う
↑右の大王崎と和歌山の潮岬を
線で結んだ内側が熊野灘。
大王崎と静岡の石廊崎を
結んだ内側が広い意味での遠州灘。
こちらの安乗岬は北東に伸び
西に波静かな的矢まとや湾↓
東南は荒々しい外海↓とで
2つの海の顔が見られます。
「安乗岬園地」を上から目線で↓
↑左「安乗埼灯台資料館」と右「灯台カフェきんこ芋工房」
園地と灯台の間
道の両側の絶壁具合ときたら…
豪快すぎる。写真は展示されていたもの
灯台が後退したのも納得
台地になってるんですね。
安乗の海では
海女さんたちが漁をしたり
富士山が見えることもあるそう。
期間限定で
「どこでもドア」があったようです。見たかったな…
金と銀の干し芋を買いました^^
きんこ芋は隼人芋
ぎんこ芋は紅はるかという違いのようです。