ほぼ旅かなり旅ぜんぶ旅手帳

気になることだけを気にしてたところまで取り上げました

大正浪漫ただよう町並み【銀山温泉】「銀山荘」に泊まって温泉に入って飲んで食べてきましたというだけの話

地元のかたに宿泊先を聞かれては銀山温泉と答えると

「やっぱり!」と返ってくるくらい

観光客なら銀山温泉という図式が成り立っているようですね^^

 

銀山温泉とは

山形県尾花沢市にある温泉で

徳川幕府直轄の延沢銀山として大いに栄えたのが温泉地の名の由来。

 

閉山前から湧き出ていた温泉を利用して

大正末期から昭和初期には木造多層の旅館が川沿いに建てられ

湯治場の雰囲気を残す出で湯として利用されてきたところ。

 

銀山温泉を有名にしたのは

橋田壽賀子さんの小説「おしん」で

日本を皮切りに世界60か国以上でテレビ放送されると

ロケ地となった銀山温泉の名は国際的なものに。

 

のちに宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」に出てくる街並みと

雰囲気が重なるとしてアニメファンをも魅了しています。

 

おしんは見なかったけど

千と千尋は何度となく見てきましたからね^^

 

今回は友人3人

行きたい温泉地が銀山温泉であると一致したため

みんなで行こうよと話を進めてきました。

 

とにかく人気の温泉地のようで

どこのお宿も半年前までには予約しないと泊まれないらしい。

 

それで早くからお宿選びをするにあたり

昔ながらの旅館で雰囲気を味わいたい、と考えたものの

お部屋に洗面などが無いのは現実的に不便だねー、となり

それなら少し離れても近代的な旅館にしようよと

運良く予約がとれたのが「銀山荘」というホテル。

 

雪景色が幻想的で最も賑わう頃らしいのですが

これまた現実的に考えて積雪前にお邪魔してきました^^

 

ロビーにあった雪景色のパネルでも見て満足しておきます^^;

冷たい雨が翌日には雪に変わるというギリギリの日^^;

温泉街入り口の足湯に利用者は無く・・・

銀山川に沿って温泉街の中心あたりへ歩いていくと

ひときわ目を引くのが

大正時代から続く「能登屋旅館本館」登録有形文化財↓

3階建の和風だけど玄関の上にバルコニーがあったり

中央の塔屋が5階建という建物。

4階部分は1室で

5階部分は部屋では無く吹き抜けになっているもよう。

↑能登屋旅館本館の右が「本館古勢起屋」で

歴史的景観に寄与しているなどで近年、登録有形文化財に。

2つの文化財がならぶ姿は銀山温泉の象徴のようです。

いろんなお宿で鏝絵の装飾が目につくけど

大正の頃の看板は左官職人さんにおまかせするのが流行りだったんでしょうか?

豊かな緑の間を銀山川が流れて

川には小さな橋がいくつも架かって

レトロなガス灯とお宿の灯りだけが周囲を照らす

信号もネオンもない温泉街は

見たこともない過去の時代にタイムスリップしたような・・・?

 

独特な景観に旅の情緒を感じますが、待って?

外湯めぐりとかお買い物とか・・・そーゆーの、ほぼ無いんですね。

城崎や草津を知った後だと物足りなさを感じるかも?

 

・・・ということで雨も止まないし早々に送迎の車を手配して

夕食までにお宿でフリードリンクを体験したり↓

夕食時もお飲みものがサービス!!

分かってたらフリードリンクの金麦飲まなかったのに^^;

いろいろありすぎてドライもすすむ^^

眼下に銀山川が眺められる温泉は

ほんのり硫黄の香りでした。

 

翌朝もたくさん^^

景観が素晴らしい温泉街は期待しすぎた感があったけど

知ることができて大満足^^
お宿でも美味しく楽しい時間が過ごせました^^

 

お部屋のお菓子がおいしくて売店で購入♡

スライスアーモンドを散らしたコーヒー味のスポンジで

しっとりコーヒー餡が沈んでいるという和洋折衷。

もっと買えばよかった^^;

 

送迎を担当くださったかたによると

どちらのお宿も1年中365日賑わっている!そうです。

 

こちらにお世話になりました↓