大阪港湾の再開発によって
1990平成2年に開館した「海遊館」。
翌年初めて訪問して
なんて巨大な水槽だろうと
ダイナミックな展示に感動しました。
それまで訪問してきた水族館は
左右に並べられた水槽の間を
鑑賞しながら通り抜けるだけだったから。
2012年と2018年の画像で
改めて振り返り。
建物外観は
「地と水と火の結合」がイメージらしい。
入館して
エスカレーターで8階まで上がると
建物の軸の部分が
巨大な「太平洋」水槽になっていて
らせん状に降りつつ
いろんな角度から鑑賞できるようになっています。
「太平洋」水槽は
厚さ30cmのアクリルガラス製で
深さ8,2m
最大長34m
水量5400t
世界第5位の大きさを誇る水槽。
額のこぶが印象的な
「眼鏡持之魚めがねもちのうお」。
…というよりは
「ナポレオンフィッシュ」のほうが
馴染みがあるのかも。
ナポレオンの軍帽と
額のこぶが似ているらしい。えぇ…
和名の由来は
目から伸びる縞模様が
眼鏡をかけているように見えるからって^^
これはイカ的ななにか。
「わー♡綺麗!」ってだけで
過去のことは忘れるものです^^;
開館当時
ジンベエザメを飼育する水族館は
世界で唯一だったらしい。
あまりにクリアなガラスのおかげで
鑑賞しやすくて目も疲れないし
海の中にいるみたいだなーって
水槽のこと調べてみたら
かなり革新的だったもよう。
それまでの水族館の水槽は
強化ガラス製がほとんどで
大きさにも限界があり
デザイン性も乏しいものでした。
アクリル樹脂なら
透明度が高く
ガラスよりも柔らかで
強度が高く安全。
ガラスとガラスの接続部分を
無くすことができるので
金属柱を入れずに
大きなパネルを作成できたり
カーブを付けるなど
加工性が高いのです。
使用したのは海遊館が最初で
他の水族館にも普及していったとか。
あの感動の理由は
ここからだったのか!と
いまさら納得。
ちなみに日本は
人口当たりの水族館数が
世界で一番だそう。
寒いの苦手なカピバラさん♡
アクアゲートという名のトンネル。
アクリルガラスがいい仕事してます^^
しかし
熱には弱く
黄変やひずみの原因になるので
屋外には不向き。
水族館内なら
直射日光の心配もないのですね。
隣接の「天保山マーケットプレイス」
絶叫系は無理だけど
観覧車はスピードも無いから大丈夫~♪
と自ら乗り込むも
あまりの高さに怯えまくる。
一周5分くらい?が本当に長くて
スピード上げてもいいから
はやく降ろしてくださいと祈ってました^^;
気を取り直して中に入ると
当時こんな「太陽の塔」が。
いつ見てもカッコいい♡
「なにわ食いしんぼ横丁」って
昭和の町並みなフードコートあり。
もはや昭和の博物館。
また行こ^^