おいしい今帰仁そばをいただきながら
次の計画の時間配分を考えていた…
このあと
美ら海水族館で2時間過ごしたところで
ホテルに戻るにはもったいない。
かといって他に見れるところは今帰仁城くらい?
自分は興味あるけど
水族館でも歩かないとだし
義父母の体力温存のためには無理かな…
水族館に向かって車を走らせていると
「今帰仁城さくら祭り」の幟が目に付いたので
義父母にお伺いをたてたところ
意見が一致して見に行くことに。
駐車場は桜が見ごろとあって少し離れたところでしたが
ご老体に合わせてゆっくり歩くこと10分…
チケット販売窓口到着。
『義父母よ、4枚買うのだ』と念じる←自分で買いなさい
そこから屋敷の敷地である外郭を抜けてゆくと…
ここは人気の撮影ポイントのようです。
内地とは違う曲線的な石垣は
突出部を複数設けることで
斜め、横、正面と角度を変えて見張ることができ敵の侵入を防ぎます。
13世紀ごろの建築は内地でいう鎌倉時代あたり?
城の本門にあたる「平郎門」をくぐります。
不揃いな石を積み上げた「野良積み」の郭は
総延長1,5kmに及ぶとか。
「平郎門」からは1960年ごろに整備された直線状の石段がありますが
その右側にあるのが築城当初からの狭くて急な道で
1980年の発掘調査で明らかになったところ。
下調べもせずに見学したので
まっすぐな石段が当初からあったのか?
ずいぶん守備の弱い城だな?と変に思いましたが
あとから調べて納得。
ちゃんと敵からの侵入を防ぐため
築城時は急な道しかなかったのでした。
「うーみやー」
まさかの名古屋弁か?
ちょうどベンチがあり
義父母は休んでいるからと言うので
2人で行動。
「主郭」に出ました。
いわゆる本丸で
琉球が統一される以前
北山王が居城していた今帰仁城の中心となる正殿、南殿、北殿といった
建物があったという。
ほか
御嶽うたきといって今も祭祀が行われる場として
神様が宿る祠が置かれていました。
また当時
中国を中心とした大陸と盛んに貿易をしていたという証拠に
中国産の陶磁器などが発掘されている模様…
一帯に咲く「カンヒザクラ」は
昭和40年代に植えられたもので
毎年1月から2月にかけて桜まつりが開催されているんだとか。
さらに奥へ進むと
城主に仕えた人々の住まいがあったとされる「志慶間門郭しげまじょうかく」
4つの建物があったそう。
標高およそ100mに位置し
沖縄県最大級の今帰仁城は
国の史跡であり「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として
ユネスコの世界遺産に登録されています。
夏は暑すぎて注意が必要ですが
城郭だけなら1時間40分くらいの所要時間でした。
隣接の「歴史文化センター」との共通チケットとなっており大人400円
さくら祭りの期間中はライトアップが行われます。
…続く