風の穏やかな朝の「万国橋」からは
逆さ「みなとみらい」が撮れました。
ランドマークタワーや三菱みなとみらい技術館、クイーンズスクエアなど一望
横浜の象徴ともいえるこの景観は
一帯が「みなとみらい」と呼ばれる地域で
かつては三菱重工業横浜造船所や
国鉄東横浜駅という貨物専用の駅などが置かれていたところ。
1980年代から再開発が始まり
’89(平成元)年には「横浜博覧会」が開催されました。
この年は
横浜市制100年と横浜港開港130年という節目の年で
「宇宙と子供たち」をテーマに掲げた地方博は
入場者数1333万人余と目標数1250万人を超える盛況ぶりで
「横浜」という都市が一層知られるきっかけにもなっています。
閉幕後移転したものの観覧車・コスモクロック、
桜木町駅からの動く歩道や横浜美術館などは健在ですよね。
そして当時の「横浜マリタイムミュージアム」は
現「日本丸にっぽんまるメモリアルパーク」となり
「日本丸」を中心に横浜港の歴史を学ぶことができ
かつ憩いの場として多くの人が訪れます。
石造りドックに係留されている「日本丸」
そのままでも美しいですが
総帆展帆そうはんてんぱんといって年12回すべての帆を開く姿は
”太平洋の白鳥”と呼ばれるにふさわしく…
1984昭和59年までの54年間に地球を45.5周分を航行し
多くの船員を養成したそう。
さて
この日はまずまずお天気が良かったので
個人的に行ってみたかった「ランドマークタワー」の展望室へ。
2階でチケット1000円を購入後
最高分速750mは日本最速だという三菱電機のエレベーターで69階へ。
写真は降下時のものですが40秒で展望室「スカイガーデン」です。
2014年大阪に高さ300mの「あべのハルカス」が開業するまでは
日本一の座を10年あまり守っていました。
当初は300mの高さで考案されたようですが
東京国際空港の出発路と重なるため296.3m、70階建てとなったとか。
空港が都心部に近いと
ビルや橋脚の高さなど制限されることが多いようです。ハルカス良かったね!
ショッピングモール、ホテル
保有者である三菱地所をはじめとしたオフィス、テレビの中継局
屋外のドックヤードガーデンなどから成り
最上階の70階はホテルの一部となるため
スカイガーデンは69階、272mからの展望となります。
日本丸を上から目線で♡
↑左の出っ張りのさらに左がドックヤードガーデンなのですが
写真撮ってません^^;一番肝心な気がしますが…
タワーの建つ地は
明治時代からの造船所だったところで
船の建造や修理などをする船渠せんきょ(ドック)が
4つ存在していました。
大型船が増えたことで容量不足となり
1973昭和48年に潮入船渠と3号船渠は解体されてしまったものの
1896明治29年竣工の2号ドックは解体調査後に復元され
県内真鶴町産の上質な本小松石を積み上げられた空間は
タワー開業当初からレストラン街として利用されており
日本丸の係留された石造りのドックは1号ドックとして共に
明治から大正期のドック築造技術を知るうえで価値の高いものとして
近年は国の重要文化財、近代産業遺産の指定を受けています。
南側は
ヨットの帆をイメージした外観のホテルや
国際橋でつながる「カップヌードルミュージアム」「赤レンガ倉庫」などがある新港
右上には横浜ベイブリッジが見えています。
夜景も素敵なんだろうなぁ♡
「タワーショップ」なる売店では
タワーの形になっているペットボトル飲料やスコープなどオリジナルのものや
お洒落なパッケージの横浜土産などなど。
富士山や房総半島、東京スカイツリーも快晴時なら確認できます。
特別なサービスがある雨の日も見逃せませんよ?
…続く