ほぼ旅かなり旅ぜんぶ旅手帳

気になることだけを気にしてたところまで取り上げました

【東京スカイツリー】

2012平成24年5月22日

グランドオープンした「東京スカイツリー」。

 

同年秋の訪問です。

 

その夜のスカイツリーは

江戸の美意識を表現したという

江戸紫の「雅」というライティングでした。

 

ライトアップは

隅田川の水を表現した水色の「粋」との2種類で

1日毎に変わります。

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夜景じゃなくて朝撮ってどうする^^;

 

タワーそのものは

日本の伝統色である「藍白」という

藍染めの中でも1番薄い色がベースになっていて

「スカイツリーホワイト」という

オリジナルカラーだそう。

 

さりげなく上品な色合いは

下町の景観とも馴染みます。

まいちのブログ-DSC_0479.JPG

ツートンカラーの東京タワーもお洒落ですが

こちらは日本の伝統美を意識しつつも

近未来を予感させるような

スタイリッシュな雰囲気ですね^^

 

ところで

航空法では60m以上の構造物は

航空機の安全のため赤と白…

正確にはインターナショナルオレンジと白に

塗り分けなければなりません。

 

「昼間ちゅうかん障害標識」というもので

東京タワーや工場地帯などで見る鉄塔や煙突が

ツートンカラーに塗り分けられているのは

じつは空の標識という役割があるのです。

 

スカイツリーが単色なのは

赤と白の「航空障害灯」を設置して

航空機に存在を知らせているから。

 

航空障害灯があれば

塗り分けしなくてよいため

藍白の塔体でも問題ないのです。

 

もし

すべての60m以上の構造物が

赤白に塗り分けられていたら…

 

スカイツリーも東京タワーも

ただ高いだけの普通の鉄塔

…だったかもしれません。

 

さて

東京新名所となったスカイツリー。

 

若干混雑はありましたが

スタッフさんの誘導で迷うことなく

4基あるエレベーターの

行列に加わること5分くらい…?

 

40人乗りとしては

国内最高速というエレベーターで50秒。

 

まずは

地上350mの「天望デッキ」です。

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フロア350、345,340と3層に分かれ

壁がナナメってますね^^

すり鉢状で足元の景色が見やすいです。

 

メインとなるフロア350には

津山藩・鍬形蕙斎くわがたけいさいによる

江戸一目ひとめ図屏風」実物大レプリカが展示。

※津山郷土博物館収蔵

 

およそ200年前の江戸の町を

隅田川東上空の目線から描いたもので

ここからの眺めと酷似しているとのこと。

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消されるかもしれませんが^^;

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人口過密な強化ガラス床付近↓

まいちのブログ-DSC_0475.JPG

最高所まで行きたいので

ささっと見て

次の第2展望台「天空回廊」へ。

 

分かってたけど

ちょっと霞がち。

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スカイツリーは

天望デッキまでの料金が1800円

天空回廊までのセットなら2700円!

 

滅多とない機会なので

奮発したのだと思われます当時。

 

タワー展望台としては日本一の高所で

フロア445からフロア450まで

ゆるやかな回廊を

エレベーターでなく自力で進むようになっています。

 

外側が上から下までガラス張り

塔壁に張り付いているような設計なので

視界ひろびろ^^

 

最奥は最高地点・451,2mで

撮影スポットになっていました^^

 

第1展望台から

100m高くなったという感覚も鈍く

見えるものも変わらない気もしますが^^;

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鈍感ながら

2700円の景色を楽しみつつ←言い方

折り返してきました^^

 

スカイツリーは

限られた敷地で巨大なタワーを支える

世界一を実現するための

高い建築技術が集まっているといいます。

 

まず

日本の伝統的な五重塔のごとく

心柱と塔体は分離させて

地震などによる揺れを

抑制する構造になっていること。

 

そして

敷地面は一辺68mの正三角形でも

高くなるほどに

断面は丸みを帯びてゆき

地上約300mで完全な円形になるという

独特の塔体。

 

途中経過では

日本刀に見られる「そり」や

伝統的建築の屋根のような「むくり」があり

2種類の湾曲したラインが組み合わさって

鉄骨なのに繊細かつ優美な外観。

 

上部を円筒形にすることで

放送用アンテナを取り付けやすく

展望台からは

360度の景色が楽しめるという利点も。

 

また

タワー地下部は

正三角形の頂点部分に

厚さ12mの鉄骨入りの杭を地下50mまで

正三角形の辺の部分には

深さ35mまで

突起が付いた杭が打ち込まれています。

 

大地に木の根が張るようなイメージで

上下の力に対して

踏ん張る役目を果たしているそう。

 

まさに

空へ伸びる大樹、といったところでしょうか。

 

タワーの役割としては

地上デジタル放送用電波の送信

ワンセグ対応などの拡大を担い

頂点の避雷針より下140mまでは

びっしりとアンテナが取り付けられているもよう。

 

世界一高い自立式電波塔は634mを誇り

旧国名である武蔵にかけてあるという

言葉遊びになっていて覚えやすいですね^^

 

個人的には

スカイツリー限定のミンティアを

また買いたいと思いました。←そこ?

 

観覧料を払わないと買えない場所だったので

次はあるかどうか^^;

 

ちなみに

対比される東京タワーは

電波塔として現役で

一部のラジオ放送や無線中継を行っており

スカイツリーからの電波が停止した場合は

東京タワーが復旧に備えるという

大切な役割を持っています。