ほぼ旅かなり旅ぜんぶ旅手帳

気になることだけを気にしてたところまで取り上げました

【鳥取砂丘】での鉄板!美しい砂像群【砂の美術館】とパスポート要らずのハワイ(温泉)

中華でもないのに「中国地方」とは

今の関西あたりが中心であった古代

中央から近国きんごく→中国→遠国おんごく

区分していた名残のようで。

 

その北東部に位置する「鳥取県」。

 

北は日本海に面する「山陰地方」でもあり

東は兵庫県、南に岡山県と広島県、

西は島根県と隣り合いますが

他県民には

島根県と鳥取県の位置関係があやふやで…

という声も少なくありません。

 

左が島県、右が鳥県で

とり」と覚えればよいのだそう。

 

全国で最も少ない総人口は59万人足らず

4市、14町、1村で形成されますが

市が4つだけというのも全国一の少なさ。

 

県庁所在地の鳥取市から東端までが旧・因幡いなばの

西が旧・伯耆ほうきの国となります。

 

さて

今回は鳥取県を代表する観光地「鳥取砂丘」。

f:id:sachi0801aki:20210602105411j:plain

 

鳥取砂漠ではなく砂丘と呼ぶのは

砂漠

降水量が少なく植物がほとんど育たない

極度に乾燥した土地地域のことであり

日本には砂漠は存在しません。

 

砂丘

風によって運ばれた砂が

堆積してできた丘状の地形のことで

海岸や河畔、内陸などに形成されることがあります。

 

違いが分かったところで

鳥取砂丘とは…

以下鳥取砂丘ビジターセンターより引用 

山陰海岸国立公園は昭和30年に国定公園として指定された後

昭和38年国立公園に昇格しました。

鳥取砂丘については

良好な砂丘景観の見られる131haが特別保護地区として指定され

あらゆる行為が最も厳しく規制されています。

また昭和30年、鳥取砂丘が海岸砂丘として

世界的に見ても大きな起伏を持つこと

風紋・砂礫・砂柱、ハマゴウなど砂丘独特の地形

植物群落を有することなど

学術的に貴重であることが評価され

国の天然記念物に指定されています。 

次に鳥取砂丘の成り立ちはというと

中国山地の岩々が風化され徐々に砂となり

千代川せんだいがわによって日本海へ運ばれます。

 

砂は海底に堆積するものの

波風に乗って岸へ打ち上げられ…ということを

長い年月(10万年とも)繰り返された結果

広大な砂丘が自然に出来上がったのです。

 

その大きさは

南北2,4km、東西16kmで

観光できる砂丘としては日本一の規模を誇るので

「日本三大砂丘」の筆頭には必ず入ります。

 

残り2つの候補は

静岡県の南遠大砂丘や中田島砂丘

鹿児島県の吹上浜

千葉県の九十九里浜といったところでしょうか。

 

日本海を背に広がる鳥取砂丘は

日本離れした景観が魅力となっていて

異世界かと見まがうようです。

 

砂の表面は絶えず変化しており

人がいない早朝なら足跡も無く

水も無いのに波のごとく

風に描かれた紋が印象的。

 

そんな砂丘の一角に

すべてが砂で出来た作品を展示する

「砂の美術館」があります。入場料600円。

f:id:sachi0801aki:20210602104106j:plain

もう入り口だけでも期待大!

 

例年ほぼ4月から翌年明けまで見学でき

冬季は次回への制作期間のため閉館になります。

 

鳥取市が砂丘のPRのため

2006年の野外展示から始まったもので

2012年からは

天候に左右されない施設となりました。

 

毎年テーマが変わるので

再訪者も多いようです。

 

2012.10月訪問時のテーマは

「砂で世界旅行・イギリス~語り継がれる大英帝国の繁栄と王室の誇り~」

f:id:sachi0801aki:20210602111202j:plain

f:id:sachi0801aki:20210602111207j:plain

f:id:sachi0801aki:20210602111213j:plain

館内の砂は

5万年以上前にたまった鳥取砂丘の砂を

3000tほど使用。

 

粒子が通常の砂よりも細かく

粘土より荒いのが特徴です。

 

f:id:sachi0801aki:20210602111217j:plain

f:id:sachi0801aki:20210602111223j:plain

2015年訪問時。

f:id:sachi0801aki:20210602111551j:plain

f:id:sachi0801aki:20210602111558j:plain

f:id:sachi0801aki:20210602111614j:plain

f:id:sachi0801aki:20210602111621j:plain

f:id:sachi0801aki:20210602111630j:plain

f:id:sachi0801aki:20210602111638j:plain

f:id:sachi0801aki:20210602111647j:plain

f:id:sachi0801aki:20210602111655j:plain

砂だけなのにこの表現力。しかし撮影の腕の無さ^^;

これほどの迫力ある規模の作品群は

他では見られないでしょう。

 

なにかあれば

すぐ崩れ落ちてしまうけど

そんな儚さもまた良いもので 

心なしか

そっと作品を見て静かに感嘆します。

 

たかが砂なのに

なめらかな肌の質感から

衣服や複雑な素材まで

色も付いてないのに彫刻と陰影だけで

ここまでできるものなのかと

珍しさと感動で楽しめました。 

 

ちなみに砂像の制作方法は

木枠に水と砂を入れて固め

できたブロックを積み

スコップやナイフで削るとのこと。

 

糊などは一切使わずに仕上げるそうです。

 

また

湿度が高すぎても乾燥し過ぎても

作品の破壊につながるため

館内は

最低限の換気のみおこなっているそう。

 

ところで

「砂で世界旅行・ドイツ編」での宿泊は

パスポートの要らないHawaiiでした^^

 

・・・・・ふざけてました、すみません。

 

正確には旧・羽合はわい町のことで

現在は湯梨浜ゆりはま町となっています。

 

この地域の特色が

・東郷湖から湧き出る(温泉)

・大地が育む二十世紀

・日本海に広がる白い砂

で羽合町などが合併し湯梨浜町に変更したものの

温泉の名前はユニークで馴染みのあるものなので

変更の必要もないのでしょう。

 

湯梨浜町の「はわい温泉」になります。

 

東郷湖の上に浮かぶような大浴場へ。

f:id:sachi0801aki:20210602124543j:plain

なんと!

人生初♡薔薇を浮かべたお風呂!!

f:id:sachi0801aki:20210602124649j:plain

男湯に入っただらりんは

「そんなものはなかった」らしく

朝風呂のあとに聞いてみると

ちょっとしんなりした薔薇風呂に入れたそう^^

 

こちらにお世話になりました。

bokoro.com

「ハワイ海水浴場」もあります^^