彦根城界隈で1日過ごしたら…

明治の廃城令を免れ

戦災にも遭わず

江戸時代からの姿をとどめる

数少ないお城の1つで

姫路城・松本城・犬山城と共に

国宝に指定されています。

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・天秤櫓(てんびんやぐら)

 石垣に架かる橋より両側に

 左右対称の建物で

 長浜城から移築。

 橋は非常時に切り落とせます。

 

 

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・太鼓門櫓(たいこもんやぐら)

 本丸への最終関門。

 城内合図の太鼓が置かれていたという。

 佐和山城城門を移築??

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・天守閣

 三層三階の建物。

 京極高次の大津城天主を移築。

 外観は多様な破風を駆使した

 変化のある屋根で

 他の天守閣にはない美しさがあります。

 2,3階は「花頭窓(かとうまど)」といって

 寺院建築に使われる曲線が美しい窓です。

 

天守閣の前で30分間

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ひこにゃん♡

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か…

かわいいヾ(≧▽≦)ノ

 

いろいろポーズをとってくれました。

 

彦根城は

リサイクルのお城でもあるのです。

 

近江には

石田光成の居城があったなど

豊臣方に心を寄せる者も多く

徳川家康は天下をとった後

それらを一掃するために

かつて豊臣時代に建てられた

大津・小谷(おだに)・長浜などの城を壊して

その石垣や用材などで

彦根城を造り

もっとも信頼のおける井伊家に守らせ

西国の外様大名たちに備えていました。

 

では

靴を脱いで

天守閣内部へ

おじゃまします。

 

1,2階は資料展示。

隠し部屋が4か所

鉄砲狭間も随所に設けられ

 

急すぎる階段を3階まで。

 

3階の中央にある部屋を

囲む廊下はこんなふう。

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北西には琵琶湖が見えます。

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琵琶湖の水を巧みに利用した二重のお堀には

「御好屋形御召船(おすきやかたおめしせん)」

といって

井伊家で船遊びなどに使われた船を復元したもので

優雅に彦根城の内堀巡りが楽しめます。

 

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資料展示に

近江彦根藩 井伊家の家紋・丸に橘。

 

今でいう蜜柑の原種で

食用というより香りを楽しむためのものだったとか。

 

井伊家は

平安時代の貴族藤原氏の子孫が

遠江国(とおとうみのくに)井伊谷(いいのや)で

井伊氏を名乗ったのに始まります。

 

時は流れ

関ヶ原の功績により

石田光成の領地だった佐和山を与えられた

井伊直政は18万石の大名となりますが

彦根城が完成する前に亡くなってしまったので

「初代城主」となってはいるものの

長男の直継(なおつぐ)が城を築きました。

が!!

直継病弱により

弟の直孝(なおたか)が2代目となっています。

 

直孝は大坂の陣で大活躍して

譜代大名としては破格の

35万石の大名となり

以降

代々「大老」という

幕府の最高責任者に就くのでした。

 

徳川幕府は

加賀の前田氏、薩摩の島津氏など

外様大名には高録を与えましたが

政治には関与させず

譜代大名には禄高を少しにして

政府の要職につける、という

富と権力の両方を

与えることは無かったのですが

井伊家は

「大老」で「35万石」で、と

いかに徳川家のお気に入り(?)

であったのかがうかがえます。

 

さっくり井伊家に触れたところで

天守閣の裏へ…

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画像の左下より

「玄宮園(げんきゅうえん)」という

庭園へ行けるのですが

その前に

「西の丸三重櫓」へ。

 

重要文化財です。

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「く」の字型にして

裏手から敵に備えていた模様…

 

靴を脱いで

おじゃましまーす。

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中はがらーんと空っぽでしたが

こちらも3階建ての建物で

遠くに伊吹山が見えました。

 

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天主閣の裏から

坂道を下れば「玄宮園」です。

 

かつての唐の離宮「玄宮」に

なぞらえて

この名になったのだとか。

 

 

画像のずっと右奥には

「楽楽園」と呼ばれる建物があり

2つ合わせて

彦根藩の下屋敷(しもやしき)でした。

 

 

彦根城が借景となって

贅沢な眺めです。

 

大きな池を1周する回遊式庭園で

小島が浮かび

入り江には

いくつかの橋が架かっていて

変化に富み

国の名勝となっています。

 

立派なお庭だったんですけど

次のお目当ての所へ

急ぐために

通りすがりのような形になってしまいました。

 

「玄宮園」の見学を手短に済ませたのは
このためでした。

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“開店前から行列のできる店…”
とネットで紹介されていた
近江牛の専門店
「せんなり亭 伽羅(きゃら)」

 

ちょうど12時ごろでしたが
運よく行列にはなってませんでした。

 

暖簾をくぐると こんな感じ。

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どんだけおいしいんやろ???


と期待は膨らみ…

 

期待しすぎたーーーー(# ゚Д゚)

 

なんなん、この店?

 

通された部屋は個室の相席。
それはいいんですけど
一言欲しかったですが
そんなことで怒っているのではありません!!!

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すき焼き鍋御膳 2180円


糸こんの上に 
せっかくの近江牛を乗せるのも
一歩譲りましょう。
お店の方針でしょうし。

 

こんなに
こんなに
接客態度の悪いお店は
初めてです。

 

たまたま悪いタイミングが
重なったのかもしれませんが
接客業であるかぎり
常にお客様に心を配るのが当然で
配慮が足りなければ
素直に謝れば良いのに、と思うのです。

 


あまりおいしくないお店でも
接客態度が良ければ
悪い印象にはなりませんが
ほんとに残念でした。

 

気を取り直して

午後からは

彦根の城下を散策さくさく。

 

お堀に架かる「京橋」から

西へつづく「夢京橋キャッスルロード」

 

江戸時代の建物や風情を再現した街の商店街です。

 

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なんかいた…

 

とりあえず

「いと重菓舗」という

井伊家御用達の老舗目指してみる。

 

本店はこちらの商店街にはないのですが

今なら

「創業200年記念ギャラリー」

と称した店舗を出しているようで

店内では不思議なモノを紹介していました。

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「カロム」?????

 

なんだそれ?

聞いたことも無いボードゲームのようなものが

この彦根には存在するらしい。

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…ということだそうです。 どのくらい「カロム」知ってる人いるかな?

 

こちらのお店の銘菓・「埋もれ木」

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大老 井伊直弼の住居から名付けたもので

手芒豆(てぼまめ)の白餡を求肥で包み

和三盆と抹茶をまぶしたものとなっています。

 

ほんとは

『店内でお召し上がりできるといいなぁ』

と思ってたのですが

ここでは店頭販売のみ!!!

なので

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箱でお買い上げ

6個入り 840円。

 

味は

 

 

 

和三盆いらねえよ…

 

 

 

でした。

(あくまで個人的な意見です!!!!)

 

 

ところでこのお店

スゴイものを所有してまして。

 

井伊直弼が作った(彫った)菓子用の木型!!!

まったく器用な人ですねぇ。

柳をモチーフにしたもので

これを使った

「柳のしずく」ってお菓子も販売中。

バターと白餡のよくある(?)焼き菓子で

なんとなく想像できる味ですが

こっちのほうがよかったかも?

 

そのほか

おいしそうな、気になるものがまだまだありましたが

今回は「埋もれ木」を箱で買ってしまったので

たくさんの誘惑を

振り切ってきたのでしたーっっ。

 

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キャッスルロードに面した「宗安寺」

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ということです…

 

一歩踏み入れると

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やたらにでかい鬼瓦。

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1784年製って。

 

いろいろ一生懸命

看板で説明してくれてるんですけど

あんまり興味なくて流してきました…

 

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「四番町スクエア」

 

こちらも

近江牛が堪能できるお店や

特産品などの

お買い物ゾーンとなってます。

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こちらは

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こう見えて洋菓子屋さん

外観がきちんと江戸時代仕様。

 

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お昼のお店の感じが悪かっただけに

ここの店員さんの笑顔が素敵♡

 

アップルパイも求めていた味でした。

 

お堀で飼育されている白鳥。

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黒鳥!!!!!!

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彦根市との仲直りに

水戸市から送られたんだって。

 

中堀の沿道に植えられた松並木は

「いろは松」と呼んで

かつてはほんとに47本あったそうで

当時の面影が偲ばれる通りです。

 

その「いろは松」から

一歩それたところに

「埋木舎(うもれぎのや)」があります。

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井伊直弼が

32歳までの15年間過ごした住居で

特別史跡です。

 

幕末の大老として

歴代藩主の中ではもっとも名高い直弼は

出世の望みもないのに

1日4時間眠るだけで足る!!!

武芸・学問・茶の湯に励む毎日を送っていたそうな。

 

茶道や和歌、能は達人の域で

あだ名が

「チャカポン(茶・歌・鼓、能)」というほど。

 

とにかくなんでも器用にこなす人だったらしい。

 

兄の死により偶然 

13代彦根藩主を継ぎ

埋木舎で培った知識と器量が認められ

大老になり

開国、安政の大獄などを断行し

桜田門外の変に散るまで

幕府の要職で活躍したのでした。

 

 

いやぁー

すごいな!!!!

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この立体的に見える絵!!!! そっち??

 

角度を変えると

ぺらっぺらんだってことが分かります。

書いた人 うまいなー。

 

と・こ・ろ・で

 

徳川家の後継ぎ問題で

水戸藩主 一橋(徳川)慶喜(よしのぶ)と

紀伊藩主 徳川慶福(よしとみ)を

それぞれ押す人が対立し

井伊直弼は

慶福を後継ぎに決定(14代将軍 家茂いえもち)します。

 

 

 

水戸藩や開国に反対する人々は

直弼のやり方を激しく非難するも

吉田松陰、橋本佐内など筆頭に

藩士たちは捕えられ

処罰されるのです。

特に水戸藩に対する処罰が厳しく

これがいわゆる

「安政の大獄」とよばれるものです。

 

そして迎えた1860年3月3日

春の大雪の朝。

 

江戸城の桜田門にさしかかった直弼は

水戸藩の浪士らに襲われ

46歳の人生の幕を閉じたのでした。でしたーでしたーでしたー…

 

直弼の死は1ヶ月ほど秘密にされ

のちに「病死」と発表されました。

 

 

なので

世田谷区の豪徳寺にある

直弼の墓には

「三月二八日歿(ぼつ)」

と刻まれています。

 

以上

彦根城界隈でした。

 

ちなみに

本日4月6日は「城の日」。