富士宮市に行ってきたので
B級グルメの
「富士宮やきそば」食べ比べごっこです。
地元民でもない私に
あれこれ言われたくないかと思いますので
あくまでも“ごっこ”ということで。
やきそばのお店は
市内に約150(!)あるのですが
当然1日で
すべてを巡ることなどできません。
微力ながら
3店舗、味わってきましたぁ。
と
その前に
そもそも「富士宮やきそば」とは
いったい何なのか???
B級ご当地グルメで
まちおこし団体連絡協議会主催の
「B級ご当地グルメ」の
日本一を決める大会が
2006年から毎年1回開催されていて
「富士宮やきそば」は
第1回2回大会のグランプリで
殿堂入りを果たしております。
グランプリとなった料理は
一気に知名度が上がり
多大な経済効果が地域にもたらされるのです。
話がそれていってしまうので
特徴だけ簡単に。
富士宮やきそばを名乗るには
1.指定された麺を使用する
2.豚の背油を油抜きした肉かすを使用する
3.仕上げにイワシの削り節をふりかける
というのが
主なものになっています。
なぜやきそばなのか
起源についても
いろいろあるようですが
面倒なのでカット。
まずは
“富士宮やきそばマップ”をゲットして
富士山の雪解け水、神田川を
徒歩で2分さかのぼれば
「お宮横丁」!
「富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)」の
門前にあります。
やきそばや甘味処、にじますなど
富士宮の名産品があつまるところで
野ざらしですが休憩もできます。
さてさて
最初の1軒目は…
ありきたりなんですけど
「お宮横丁」から。
もう
絶対観光客しかいないだろ!!!
ってところです。
富士宮で一番の老舗を名乗るのは
「すぎ本」です。
こちらは別に本店があるのですが
観光に便利な場所なので
こっちを選びました。
店内ではお召し上がりできません。
なので
野ざらしの休憩所で。
日だまりは
そんなに寒くなかったです。
10分くらい経過して…
出てきたやきそばはこんな感じ。
…いたって普通です。
画像的には
なんか地味だけど
やきそばですから!!!!!
食してみると…
おぉ!?
噂通りの食感です。
たしかに
普段食べてるやきそばとは
麺の弾力が違うかな?
ソースも
色のわりには甘め??
削り節とキャベツとイカ、
肉かすも
しらじらしく入ってました。
おいしかったです。
ごちそうさまでした。
そして
ここから東の方に
行きたいお店があったのですが
諸事情で断念。
つぎは
「お宮横丁」を抜けてすぐの
「シーズ・あるばとろす」です。
カウンター向こうの鉄板で
注文を受けてから
焼いてくれます。
「まぁ 初めて来てくれた人に
何言っても信用されないと思うけど
ウチのは上手い!!!」
とのことです。
知る人は
最後にたどり着くのは
ここなのだとか????
「シーズ・あるばとろす」にて
オーナーが言うには
富士宮やきそばは
お好み焼き屋から始まったものだから
やきそばだけ売る店なんて
何も知らない観光客が食べるだけ!!
なんて
『さっき そんなお店で食べちゃいましたけど』
1軒目に立ち寄ったお店を
ちょっと後悔?
でもそれなりにおいしかったし??
目の前で調理されていくやきそばを目に
『ずいぶんアツく語ってくれるなぁ』
と思ったのでした。
ただ
1人分では
店内でお召し上がりできず
お持ち帰り仕様の状態を
前回のブログに載せた次第です。
「お宮横丁」でいただきました。
そして
3件目に向かう前に!!
富士宮といえば
全国にある浅間神社の総本宮、駿河一ノ宮
「富士山本宮浅間大社」を
おさえておいた方が良いでしょう(?)
鮮やかな丹塗りの大鳥居
その右側には
富士山。
富士山を鎮めるために
祭られたもので
富士山頂にある神社は
こちらの奥宮なのです。
境内には
「涌玉池(わくたまいけ)」なる
富士山の湧水がありまして
かつて富士登山者たちの
みそぎの場でした。
「飲用される場合は煮沸云々…」
とありましたが
まわりを見ても誰も気にしてない様子??
ならば私も…
手ですくって飲んでみました。
う…う宮ヾ(≧▽≦)ノ
この涌玉池から流れ出すのが
神田川で
潤井川に合流するのです。
水質が優れているため
ニジマスを放流し
毎年3月には“マス釣り大会”も開催されます。
山頂の雲が増殖してきましたが
いい眺めです。
最後は
潤井川ほとりの
「うるおいてい」です。
ここからも富士山が!
日曜日は11時からの営業で
1日50食(?)限定とかで
気合を入れて10分前行動!!!
が
そんなにあわてなくてもよかったです。
店内には
ここを訪れた有名人の写真の数々…
テレビなどでも何度か紹介されているようです。
これはかなり期待できるかも??
うるおい焼きそばを注文してみました。
水気のなさそうな変わった麺などを
盛ったお皿が準備され
鉄板が温まったところで
お店の人が調理してくれます。
見るからに変わったその麺は
なんというか
輪ゴムのような質感?
実際触ったわけではないですが
多分触るとそうかな?
と思える見た目でした。
オーナーらしき方が
見事な手さばきで?
じゅうじゅうと
仕上げていきます。
どこから来たのか
お店を知っていたのか
他のお店は行ったのか
この麺はここでしか食べられないとか
話している間に
完成
自家製の辛子味噌(?)をつけると
またおいしい、らしいので
取り皿の手前の方に
乗せてみました。
そのままでもOK。
つけてもOK。
もう私
富士宮やきそば以外ありえないわ??
ごちそうさまでした。
所詮やきそばですが
なかなかどうして。
富士宮まで行ったなら
本場の焼きそばを、どうぞ。