ほぼ旅かなり旅ぜんぶ旅手帳

気になることだけを気にしてたところまで取り上げました

【瀞峡(どろきょう)めぐり】「小川口」から乗るべき2つ の理由 安い!近い!【ウォータージェット船】




南紀を訪れたなら「瀞峡めぐり」がお勧めです。

まず瀞峡とは
和歌山、三重、奈良の3県を流れる
熊野川の支流・北山川に見られる
国の特別名勝であり天然記念物指定の渓谷美のことで
上流から奥瀞、上瀞、下瀞に区分されます。

中でも下瀞はコバルトブルーの水をたたえ
断崖や巨石が1km以上にわたって続き
見飽きることのない大渓谷は
親しみを込めて「瀞八丁」とよばれます。


そして
瀞峡めぐりを体験するほとんどの人が
和歌山県熊野川町志古にある「熊野川(志古)乗船場」からウォータージェット船に乗り
1時間55分という所要時間と
3440円という料金を支払うのですが
ちょっと待って!!!

志古から乗っても最初の30分くらいは
とりたてて見どころはありませんが
小川口で乗船すれば
いきなり瀞峡のハイライトとなり
限られた観光時間の有効活用と乗船代の節約につながるのです。

小川口で乗船するためには予約が必要で
熊野交通のウォータージェット船の観光センターへ問い合わせるか
瀞流荘を利用されたならフロントで手配をしてもらうとよいでしょう。

チェックアウト時に受け取った乗船チケット。
f:id:sachi0801aki:20210204150250j:plain

「乗船場」は
案内板も見つけにくく普通の河川敷です。

本当にここで大丈夫なのかと不安になるようなところですが
無料の駐車場に止めて待つこと数分…船が来ました。
f:id:sachi0801aki:20200919090356j:plain

船内の様子です。
f:id:sachi0801aki:20200919090635j:plain

漁をする人とすれ違いざまに手を振ったり
f:id:sachi0801aki:20200919090758j:plain

蛇行しながら川をさかのぼっていくと
ほどなくで天井がスライドオープン♬
f:id:sachi0801aki:20200919090910j:plain

全開ーーーー!
f:id:sachi0801aki:20200919091028j:plain

洞や奇石など右に左に視線も忙しく。

これは亀岩。
f:id:sachi0801aki:20200919091129j:plain
頭を山に向けた亀が甲羅干ししてるみたいな???


途中
田戸乗船場で船から降りて20分間の休憩です。
ちょっとした売店と仮設のお手洗いがあります。
f:id:sachi0801aki:20200919091254j:plain


やはりじゃばらジュースは飲むべきでしょう。
f:id:sachi0801aki:20200919091354j:plain
じゃばらは和歌山県の北山村が原産で
柚子などが自然交配されたかんきつ類でこのあたりにしか出回らない貴重なものです。

酸味と苦みがありますが飲みやすく加工されていますので
南紀へ行ったならぜひ、話のタネに!!

下船したところは奈良県域で
船の後方の川向こうは和歌山県
売店の対岸は三重県という3県の狭間なのです。
f:id:sachi0801aki:20200919091538j:plain

県境マニアにはたまらないところです。(おるんかそんなの)

再び乗船し
さらに上瀞へ。

やはり獅子岩や松茸岩などと名のついた岩や滝が見られました。
f:id:sachi0801aki:20200919091701j:plain

折り返しとなり
f:id:sachi0801aki:20200919091826j:plain
左が三重県、右が奈良県、正面が和歌山県です。


お天気にも恵まれ涼を感じることができた1時間でした。

秋の紅葉の頃も人気が高いところです。



今回のまとめー

「瀞峡めぐり」は
①志古から乗船した場合 往復約2時間で3440円かつ見どころに至るまで時間が30分ほど
②小川口からの場合 往復約1時間で2260円と安くなり すぐにハイライト
③小川口での乗船は要予約
④小川口にはお手洗いが無いので瀞流荘や近郊の宿、トロッコの駅など自己責任で
⑤駐車場は志古、小川口どちらも無料

以上になります。