「本能寺跡」から「本能寺」へ向かうまでに
「頂法寺」にも立ち寄っていました^^
頂法寺というよりは
「六角堂」と呼ぶほうが知られているようで
名のごとく六角通りに面しています。
…というよりは
六角堂があるから六角通りなんですよねきっと。
寺伝によれば
聖徳太子が四天王寺建立の用材を求めて
この地を訪ねた折
持仏の如意輪観音菩薩のため
御堂を建てたのが
お寺のはじまりとか。
西国三十三か所霊場の
第18番札所でもありますが
個人的に気になるものは「へそ石」^^
本堂前の柳のもとにある
六角形の礎石のことです。
へそ石は古来
京都の中心にあたるとされてきました。
また
桓武天皇が長岡京から平安京遷都の際
六角堂が道路にかかってしまうため
遷座を祈願したところ
御堂が自ら北へ15mほど退き
へそ石だけが取り残されたもの
…という話も残ります。
六角通りを挟んだ向かいには
六角堂の飛び地があり
そこに鐘楼堂が存在するのは
もともと
六角堂が今よりも南にあった証とも。
鐘楼は
今も昔も朝夕に時を知らせていて
都の人々にとっては
馴染み深い鐘の音でもあるのでしょう。
また
六角堂の北側は池坊家元で
太子の没後
小野妹子が
太子沐浴の泉と伝える池畔に一坊を建て
本尊に花を供えたのが華道の根源といいます。
池坊は
いけばなの発祥ということなのですね。
また代々の家元は
六角堂の貫主(住職)様でもあります。
ところで
正面からでは分からない六角堂の姿ですが
隣接のビル※「WEST18」からは
その形を確認することができます。
※西国三十三か所の第18番札所に由来するビル名
ビルの東口すぐに
エレベーターが3基。
展望エレベーターは左のみです。
…が!!
なんということでしょう
10階建てなのに
この日はエレベーターが2階止まりで
ごらんの通りでした^^;
ところで
六角堂はなぜ六角形なのか?
諸説あるようですが
六角形の角は
六根(目、耳、鼻、舌、身、意)であり
六根からは欲が生まれ
欲は人間を苦しめる元凶である、と。
頂法寺の御詠歌にも
わが思う 心のうちは 六むつの角かど
ただ円まろかれと 祈るなりけり
とあります。
角が無くなり円になるよう
六根清浄を願っての六角形なのでした。
ちなみに
六根清浄は「どっこいしょ」の語源とか^^
いろいろと由緒のある頂法寺をあとに
三条通へ進むと昔の郵便局とか…
京都博物館とか…
時計屋さんとか…
三条通には
レトロな建物が多く残されているらしい。
そうして
前ブログ記述の「本能寺」を訪ねてから
錦小路通りへ。
ビルの壁に刺さってる「錦天満宮」の鳥居^^
錦天満宮については以下の通り。
境内に湧く名水「錦の水」↓
ゆっくりな紙芝居↓
おみくじまで電気仕掛け↓
このあたりは
質の良い地下水が豊富に湧いて
魚などの保存に向くことから
平安時代より市が立ち
江戸時代には
幕府公認の魚市場が置かれていました。
錦天満宮を東の起点に
アーケードが続く「京の台所・錦市場」。
魚市場から始まっただけに
魚を扱うお店が多かったそう。
ここでは様々な品が揃うようで
ゆっくり見ようかと思っていたのですが…
いつまでも私に付き合っていられない、と
錦天満宮からは一足先に
お昼のお店を探していただらりんから
写真が送信されてきました。
入りたいお店に入れずに
アーケードを出たあたりのお店に決めた、と。
市場の見物もそこそこに
「お・待・た・せ―」って
なんだか今日初めて会ったみたいになったけど^^;
奥行きのあるお店には
坪庭がありました。京都って感じ♡
入店時には
石鹸と蛇口から出る湧き水!とで
手洗いと検温を済ませましたよ。
この季節でも生牡蠣!!!
左へ行くほど
クリーミーさが増えていくとかで
2番目くらいでちょうど良かったです。
そりゃもぅ飲むしかないでしょう^^
鱧の炙りの
めっちゃいい香り♡香りだけだった…
このあとも
牡蠣フライとか
牡蠣入りだし巻きとか
牡蠣グラタンとか…牡蠣祭だわっしょい^^
ドライなんて…ただ美味しいだけ♡
ホワイトソースにも
ちゃんと牡蠣の旨味が感じられました。
なんとなく京都的かと思って
湯葉とか生麩も食べたけど
ドライには不要だったかも^^;
外で飲んだのも久しぶり♪
でも
またまた発令されたので
自粛生活に努めます…しょぼん