鳥羽市立「海の博物館」です。
博物館なのに
木造風で瓦葺という和風な建物が複数。
ここだけで小さな集落みたいで
鳥羽の素朴な漁村風景に馴染んでますね^^
「公共建築百選」の1つだそう。
アプローチを進んだ左が「◆展示A棟」
受付で検温&消毒&800円なり。
天井から床まである海中を模したスクリーンで
海女さんが漁をする演出が目を引きます。
最初に10分程度
海女さんのドキュメンタリーをお勧めされ
そのまま視聴室へ。
鮑や海藻など
素潜りの漁の映像に合わせて
一緒に息を止めてみたのですが
苦しくてもう…
改めて海女さんってたくましい。
こちらは「白鯨号」という潜水調査艇。
明石海峡大橋の架橋海底調査や
青函トンネルの海底地質調査に活躍したそう。
左の梯子から実際に入れます。
誰もいないのを良いことに
潜入してみました。
謎なハンドルや計器いっぱいで
狭くて平面も無くて
長時間は厳しそう^^;
最大深度は500mとのこと。
2階はあとで見ることにして
「◆展示B棟」へ移ると
こちらは漁がテーマらしい。
A棟と共に
船底を思わせる木製の梁は
温かみがありますね。
カツオの1本釣りの大きな船を中心に
ノリ養殖や地引網、捕鯨やアサリ漁など
三重の海って、伊勢湾って
昔は良い漁場だったんだなぁ、と
資源の豊富さに驚きます。
見たこともない道具の数々の
使い方を照らし合わせてみたり
簡単な体験をしてみたり^^
建物から海に出られるのも良いです。
昔の海女小屋↓
漁のあとは小屋に集まって
身体を温めつつおしゃべりがお約束^^
2階には
お米が千石積める千石船の紹介も。
さながら海の東海道
風待ち港は宿場町かな^^
そして鳥羽といえば
九鬼水軍・九鬼嘉隆。
↑もうちょっと凛々しくしてほしかったかなー^^;
このあと鳥羽城跡に行きたいのに
すでに1時間費やしている…
楽しすぎて危険^^;
「◆特別展示室」では
海の博物館の建築の説明とか…
「◆船の収蔵庫」には
圧巻の100艘の木造船が
役割を終えて置かれています。
スリッパに履き替えるのは
虫食い予防かな?知らんけど。
漁船はもちろん
お祭りの船とかカヌーとか…
木をくり抜いただけなの簡素なものや
板を組み立てたもの
エンジンが付いたものまで
船も進化するんですね。
「◆ヤマモモの中庭」
ビン玉も素敵^^
「◆ギャラリー」
海の漂流物で
いろいろアートしてました。感想が雑
「◆展示A棟」に戻って2階は…
大きな龍がお出迎え
よく見ると牡蠣殻で出来ててすごい!
やはり海の民はえべっさんですよね。
鳥羽や志摩の海と共に暮らす人々の
海の恵みへの感謝と祈りを表した様々な神事が
小さな集落ごとにいろいろあって
とても素晴らしい!!
海の民の根底を見る気がします。
神島が舞台になってる「潮騒」とか
信仰から歴史、海の汚染まで
本当に幅広く取り上げています。
後半は
だいぶ巻いてきてしまって…
ついでではなく
朝から来たほうが良かったかも^^;
そして
このような回文でお遊びも↓
なになに?
ちょっと考えたけど
謎は全て解けた!
長き夜(永き世)の
遠のねぶり(睡り)の皆目覚め
波乗り船の音の良きかな
ほんとだ!
反対からも読める…読めるぞ!
「◆ミュージアムショップ」
こちらもコンパクトながらインパクトあります。
展示物にもなっていたウナギのぬいぐるみや
海女さんのつくったウェットスーツ素材のアマノマスク
伊勢湾を300mのイラストにしたぱらぱら長い地図
魔除けグッズなどなど
…ということで画像だけでは
楽しさは伝えられませんが
2時間過ぎてました。
カフェがお休みだったのが心残り
ところてんが人気だそう。
場所はこちら。