古都京都の文化財として
世界遺産に登録されている「龍安寺」。
室町時代の末におこった応仁の乱の際
東軍の指揮を執った細川勝元が
1450年に創建した
臨済宗妙心寺派のお寺です。
イギリスのエリザベス2世が龍安寺を訪れ
石庭を絶賛したことが海外へ報道され
以来
訪日外国人へのガイドブックなどでも
「ロックガーデン」の名で紹介され
世界的に有名な庭園となっています。
「石庭」最大の特徴は
水を感じさせるために水を抜く!!
ということで
日本人独特の感性を研ぎ澄ませた
枯山水の庭なのです。
配された15個の石は
どこから眺めても
必ず1個は見えないようになっているのは
有名な話です。
静寂の中で禅の世界へ…
でも実際は
たくさんの人のざわめきで💦
こんな感じ…
お庭から反対側へ足を運ぶと
「知足のつくばい」があります。
「吾(われ)唯(ただ)足るを 知る」と読み
お水をためる四角い部分は漢字の「口」で
上下左右の漢字のへんやつくりが共有されています。
15個すべての石が見えなくても
満足する心を持ちなさいよ
不足を不満に思わないように、という戒めだそう。
たしかに
他人と比べることから不幸が始まるといいますし。
深い!!
実際のつくばいは
こちら。
もうちょっと綺麗にしてほしかったかなー。